ロイヤルマージャン

1982 ロイヤル電子







この麻雀ゲームは多くの人がプレイしたであろう。
音を聴くだけで「ぬおっ」と呻く人もいそうである。
そもそもこのゲームはジャンピュータ(アルファ電子)のパクリなのだが、後発なのに運良く
大ヒットを飛ばすことになったのだ。
当時はコピーが当たり前だったので真似した者勝ち。今では考えられないことだな。

ジャンピュータ、TTマージャン(ジャンピュータのライセンス)、ロイヤルマージャン、
この辺のはひっくるめてジャンピュータと呼ばれていたように思う。ジャンピュータは
それほどまでに一般に浸透した名前なのだ。

ロイヤルマージャンも功績がある。今までの麻雀ゲームはタイム制だったのだが、この作品
からクレジット方式が取り入れられた。うん、多分そうだったと思うが、他のマイナーメーカーが
先に出していたかどうかは覚えていない。

この麻雀のハーネスも「ロイヤルハーネス」って名前が付いて、かなり長いこと使われていた。
当時普通のゲーム基板はメーカー、もしくはゲームごとに違うハーネスが必要だった。
これが作るの面倒だし、店に頼むと2〜3000円かかるし煩わしい存在だったのだが、麻雀ゲーム
の場合はロイヤルハーネスさえ持っていればほとんどの基盤が遊べた。麻雀基板はすぐに
暴落して1000円とかになるので、家で遊ぶにはちょうど良かったな。
その後(1987年ぐらいかな)麻雀以外の基板も、JAMMAハーネスってので統一されるように
なったので、ハーネスを何十本も保有しなくて済むようになった。

統一の規格ができるのはユーザーにとって嬉しいことだ。
家庭用ゲーム機も全部統一して欲しいよ。ハードいくつもいらないってば。


配牌。
だんだんとスピードが遅くなるのが特徴。
このウエイト感がまた良い。


♪テレレッ、テッテッ、テレレッ
この音がたまらん。とても鬱々としてダークな音だ。
悪いことをしているような気分になる音とでも言おうか。


ウラドラ乗った〜。

払い出し率は50〜96%まで幅広く調整可能。50%は酷い。
最高設定でも100%を超えないが、トータルでこの割に近づけようとするため、ハイエナが
可能だったと記憶する。

大量BETで負けた後、最後の端数を賭けると飛躍的にあがり率がアップするし、
逆に勝ったからって次ゲームでBET枚数を倍にしたりすると、あがるのが困難だったりする。

あがった時の音楽 ♪テッテッテッテッテレレレレ〜 もかなり耳に残る。
脳汁の出る音楽だ。