俺と雑誌
雑誌を自分で買うようになったのはいつからだったか。 たぶん幼稚園か小学生だったと思うのだがはっきりしない。 まだ字が読めない時にジャンプを立ち読みしていたのは覚えている。 初めて買ったのは「コロコロコミック」かもしれない! 当時330円ぐらいだったかな。 ページ数が700ぐらいあったと思う。これ一冊買うとだいぶ幸せだった。 藤子不二雄の連載が必ずあって、他には「ゲームセンターあらし」「あさりちゃん」 もあった。おぼっちゃまくんもコロコロなんだけど、読んでいた時に連載されていた か覚えていない。 すぐに対抗して発売されたのが「ボンボン」だ。 コロコロ派とボンボン派の戦い。両方買う奴はほとんどいなかったからね。 俺はボンボンを友人の家でいつも読んでいた。 藤子不二雄作品は無いけどもなかなかの良作揃いだった。 「レッツゴー!しゅんちゃん」 「スープーマン」「プラモ狂四郎」が好きだった。 プラモ狂四郎は今の時代でも色あせて見えないほどの傑作だ。 小学校入学。 「科学と学習」の科学を毎月購読した。 学習は勉強の本みたいな感じがしたので科学一択だ。 これの詳細はいつかどこかで書こうと思うので、今回は詳細は省く。 小学4年か5年ぐらいだったか、少し背伸びしてファッション雑誌に手を出す。 ホットドッグプレスを毎号買うようになった。 この雑誌は良くデート特集やセックス特集をしていたが、読者の平均年齢が低いので 童貞も多かっただろうし、デートって何? って人もいたに違いない。 でも読んでいた。背伸び感が良かったんだ。 ライバル雑誌はポパイ。 俺はホットドッグプレス派で知人はポパイ派だった。 小学か中学か忘れたが、コナミ出版の「Nanda?」も好きな雑誌だった。 これは何系の雑誌だったか思い出せない。発売日もコロコロ変わるし、内容も方向性 が定まらず迷走していた。ターゲット年齢はいくつなんだろう? 同じクラスの「おっくん」と創刊号を発見し、それ以来廃刊になるまで2人でずっと 買い続けた。置いてある本屋が少なくて、チャリであちこち探し回ったものだ。 これのビートルズ特集号は今も大切に保存してある。 この頃既にゲーマーだったので、ゲーム雑誌もいくつか買っていた。 GAMESTは別のコラムでも触れているので省略。 「ファミ通」 創刊号から2年ぐらいは毎号買っていた。もちろんガバスは集めていた。 2年で買わなくなったけど、その後も大型RPGをプレイ中の時だけ買っていたと思う。 「Beep」 コアなゲーム雑誌。セガのゲームを多く扱っていたっけな。 ゲーム小僧って漫画とおまけのソノシートが良かった。 グラディウスのソノシートはまだ大切に持っている。 「ベーマガ」 マイコンベーシックマガジン。 毎号たくさんのプログラムが掲載されていた。 これを大変な思いをして打ち込むのだ。 プログラム以外の部分も役に立った。マル秘コーナーには他の雑誌に載っていない裏技 が盛りだくさんだった。 影さんとかつぐみさんとかいたな。 「ファミコン必勝本」 創刊号から1年ぐらい買った。 これの懸賞でディスクシステムを当てたんだよな。 「BOMB」 アイドル雑誌。(小中学生にとっては健全なエロ本) 2年ぐらい読んだかな。 あまり売れてないアイドルも良く出ていた。 学研はこんな雑誌も出していたのだ。 学研って名前を出せば親も安心だね。 島田奈美が好きだった。 ライバル雑誌は「DUNK」 こうして思い返すと、ヒット作がひとつ出た後は類似の雑誌が必ず出てたんだな。 今調べてみたらまだ廃刊になってなかった。 「ゴン」 三流ゴシップ雑誌。 なんだかこれを買うのはちょっと恥ずかしくて、コソコソとレジに持って行くのが常だった。 文字の量がとても多く、隅々まで読むのはよほど暇人でない限り難しいことだった。 10号ぐらい買ったかな。 「歌謡曲」 歌本。 楽器をやっていたのでコード付きの楽譜が嬉しかった。最新流行曲全網羅。 大きくて厚みのある本なので、何号も保存しようとすると置き場所に困った。 今も存在するのか気になって調べてみた所、廃刊になってるっぽい。 「中一時代」〜「蛍雪時代」 旺文社の勉強雑誌。 科学学習の流れで月一の勉強雑誌購読は続けた。 ライバル雑誌は学研の「中一コース」だったが、なぜ学研じゃなくて旺文社を選んだんだろう。 何かおまけが付いていて、それに釣られて「時代」を選んだような気がする。 一度買った雑誌を継続する割合が高いので、中一の時に物で釣るってのは正しい企業の 攻め方だろう。 勉強雑誌はもう少子化で厳しいだろうな。 「ラジオライフ」 三才ブックスの月刊誌。 無線情報が主だった。俺は無線やらないのにたまに買っていたのは、アングラ的な情報が 満載だったからだと思われる。 テレカ偽造の方法などが載っていた。 ライバル誌は「アクションバンド」 中身は似たり寄ったりだったような。 「AB-ROAD」 リクルートが発行していた旅行本。 読んでいたのは高校ぐらいの時だったかな。旅行に行く年齢じゃないのに。 ツアー情報以外の記事が面白くて読んでいたんだ。 この頃から海外には強く興味を持っていた。 「ビッグコミックスピリッツ」 週間の漫画誌は読まないつもりで生きてきたのだが、ふとした切欠で購入したら続きが 読みたくなって、10年ぐらい読んでいたような。 時間が無いのに読まなければいけない、面倒臭い、よろしくない、と感じて途中2〜3年 読まない期間があったかもしれない。 最後に読んだのはウシジマ君の時代だったかな。だんだんつまらなくなってきて、もう 買うのをやめた。やめれて良かったと思う。毎週40分強制的に費やすのは時間が勿体無い。 「DIME」 二十歳ぐらいの時に買っていた流行情報誌。 当時はこのような雑誌を良く買っていた。「日経トレンディ」なんかもその類か。 読んでるとデキるヤングマンになった錯覚に陥る。 「CAPA」 一時期カメラに凝っていて、2年ぐらいカメラ雑誌を毎号買っていた。 ライバル雑誌は月間カメラマン。 「スロ雑誌」 若い頃に買っていた。 全盛期はどの雑誌も勢いがあって、ゲーマー時代のGAMESTぐらいに楽しみにして いたのだが、俺の求めるものが機種情報より読み物に変わって行き、やがて買わなくなった。 「スロ漫画」 パニックセブン系だけ買っていた。スロ雑誌を買うのをやめてからだったかな。 旅行、株、パン、スイーツなど、スロに全く関係の無いコンテンツが満載で、それが買う 理由になっていた。 ちょっとした切欠があって読まなくなった。 「時計雑誌」 機械時計に凝っていた時期があって、それ系の雑誌を良く読んでいた。 今でも時計は好きだが、これ以上増やす気にもならなくて雑誌を買うのもやめてしまった。 「グルメ雑誌」 食は人間にとって永遠のテーマなので、たぶん今後もたまに買ったりするのだろう。 スロ雑誌もグルメ雑誌も、自分が少しでも関わった雑誌は毎号送ってくれるようになる。 タダなら勿論読むのだが、1年ぐらいして送ってこなくなると、買ってまで読まなくても いいかって感じでパッタリと読まなくなる。 「danchu」 グルメ雑誌で一番読んでいるのはこれ。 写真の質が良くて、どの料理もうまそうに見える。 名店の紹介やレシピが嬉しいし、コラムも充実している。 「株雑誌」 最初に買ったのが「ZAI」だったので1年ぐらい読んでいたが、どちらかと言うと対象が 初心者だし、中長期に重きを置いていたので読まなくなった。 独自の理論株価などがあったな。 「通販生活」 これも良く買っていた。 通販は一切利用しないのだが、読み物が意外にも面白くてそれ目当てでの購読。 現在定期的に読んでいる雑誌は無し。 紙媒体から情報を得る時代は終わったのかもしれない。 戻る