俺と四択
択一問題は得意である。 問題なんか全く見なくても、5〜7割ぐらいは正解する自信がある。 択一攻略では、三択よりも四択、五択の方が正解を絞りやすい。 ヒントが多いからね。 問題を答える側の気持ちではなく、作る側の気持ちになって問題を解いてみよう。 ・引っ掛け選択肢を見抜く  似たような選択肢が2つある場合、そのどちらかが正解である可能性が高い。  どっちかはわざと作ったニセモノ、つまり嘘だ。  三択の「1+2」、五択の「1+2+2」、四択の「1+1+2」の時に使える。  似たような選択肢が2つ+2つの場合は、法則に当てはまらないので、他の方法で解こう。   ・詐欺師っぽい口調  問題を見なくても、いかにも胡散臭そうな選択肢は無視してOK。  道徳上問題のある選択肢、法に抵触する恐れのある選択肢、これらは全て切りだ。 ・最も長い選択肢  1つだけ文章の長い選択肢があったら、それをカットしても良い。  ニセモノの選択肢を作ろうとすると、極端に長くなったり短くなったりすることが多いのだ。 ・「必ず」「絶対に」って言葉が入ってたらニセモノ  「〜の場合は必ず〜である。」  このような選択肢はまず嘘だろう。「必ず」ってのを正解にするのは、問題を作る側にとって  非常にリスキーである。  後にクレームがついて、正解の無い問題として全員正解になることも多いし。  絶対・必ずなんてことは世の中にそうそう無いのだよ。   ・迷ったら「イ」  数々の択一問題を統計したら、圧倒的に「イ」が多かった。  答えが見つからなかったら「イ」にしよう。  最も少ないのは「ア」だった。問題を作る側に立つとわかるが、最初の選択肢には何となく  正解を置きたくない。なるべく選択肢を最後まで見せようって気持ちが働くからかもしれない。  バランスの問題もあるかな。  作り手は「でも10%ぐらいは「ア」を正解にしようかな。」って気持ちもある。それがどこで  発生するかを読み取れるようになれば一人前だ。 小中高の期末テストぐらいなら、この攻略法で赤点は楽に免れるであろう。 問題を作ったのが新米教師なら尚更簡単だ。 試験を10分で終わらせて、退室するなり、鉛筆転がしで野球をするなり、余暇をエンジョイして いただきたい。 国家試験では作り手のレベルが一気に上がる。こっちの考えを見透かした引っ掛け問題なども 出てくるので注意しよう。 戻る