俺とちゅーちゅー
夏になると毎日「ちゅーちゅーアイス」を食べていた。 ちゅーちゅーアイスってのは正式名称ではないのだが、誰もがちゅーちゅーって呼んでいたように思う。 これの元祖は大阪の前田産業が作っていた「チューペット」である。 子供の頃はどこに行ってもチューペットが売っていたし、家の冷凍庫には必ず1袋は凍らせてあった。 2009年にチューペットのカビ問題が発生した。 このカビ問題をクリアする為には莫大な費用が掛かるって事で、チューペットは生産中止になってしまったのだ。 類似品は多数出てるけど元祖が無くなるのは寂しかった。 うまく言えないけど、ドリフが終わった時のような気分になったよ。 ちゅーちゅーには様々な食べ方がある。 小学生なんて金持ってないんだから、如何に長持ちさせるかが頭の使いどころだ。 凍らせない状態で、名札の針を使い小さな穴を開けて、そこからちびちび飲むスタイルは定着した。 穴が小さいと1時間はもつよ。飽きてくるけど。 凍らせて半分にポキッって折るのは普通すぎる。 この食べ方は両方から汁が垂れるから忙しいんだよね。 忙しそうに食べている子を見ると、片方誰かにあげればいいのに、とは良く思ったものだ。 子供にそんな選択肢があるわけないのだが。 凍らせて上部を歯で食いちぎって開ける方法もスタンダード。 開口部が汚いのが問題。 うまくちぎれれば良いのだが、失敗するとどうにもならなくなったりするし。 現在は必ずはさみを使って開けている。 しかも、開口部に残った少量のアイスは食べずに捨てている。 うーん、大人になったな。 ちゅーちゅーの好みも変わってきて、果汁100%の物を良く食べるようになった。 浜名食品の果汁100シリーズが好き。(少し高い) 戻る