俺とスケボー
小学生時代の終わりから中学生時代にかけてスケボーにかなりハマった。 学校が終わると一目散に練習場に向かったのが懐かしい。 スケボーメンバーは5、6人だったな。 1人がやるって言い出したら他の5人にも伝染したんだったかな。 で、俺もみるみるうちにのめり込んでいった。 授業中はスケボー関連の本を読み漁り、家に帰ってからも深夜道路で1人で練習と、 まさにスケボー漬けの生活だった。 最初に買った板(親に買って貰った)は老舗メーカーの結構値の張るモデルだった。 初心者のクセに・・・ 形からでしょう、やはり。 練習1日目  最初は「TICK TACK」から。 前に進むのがやっとって感じ。 しかも10の力を入れてるのに3しか進まないよ。 左右への振りだけが大きくて多分見た目にも格好悪かっただろう。 練習2日目〜3日目 停止した状態からスムーズに走れるようになる。 10の力で10進むよ。 しばらくはみんなこの状態で満足していた。 走るのがすげー気持ちいい。 練習10日目 最初の壁が立ちはだかった。 そう「オーリー」だ。 知らない人の為に説明すると、いわゆるジャンプだよ。高度トリックの第一歩。 これが思ったより難しい。 雑誌などを見ると、 ・テ−ルを強く蹴る ・前足で板を擦り上げる と、決まって同じ事が書かれてるんだよな。 で、そのようにやっても誰もうまくいかない。 オーリーのやり方を文で表すのは難しいのだ。これは体で覚える技だね。 で、しばらくの間はみんなオーリーの練習になった。 試行錯誤の末、やっと浮くようになったが、そこまで到達するのに1ヶ月近く掛かった記憶がある。 周りの奴もみんなそれぐらいだったが、この壁を越えられずにヤメていった奴もいた。 「見た見た!? 今ちょっと浮いたよ!」 とか眼をキラキラさせながら言ってるこの時は楽しかったなぁ。 30cmぐらい浮くようになると後はもう同じ。 50cm浮かすレベルまで到達するのもすぐだった。 時は流れ、みんな高校でバラバラになった。 そしてそれ以来全然やらなくなってしまった。 今でもたまに走りたい気分の時がある。 その他のトリック 「スペースウォーク」 名前は格好いいんだが、チックタックでノーズを地面につけないだけだよ。 「ショービット」 基本。後ろ足で蹴りを入れ横軸方向に板を180°回転させる技。 前足で蹴ると「フェイビット」になる。 360°回すと「ポッシブル」だ。 オーリー中に決めると「ポップショービット」に。 「ハンドプラント」 写真で見ると難易度のわからない技。 初心者だった頃、「これ俺にもできそう」とかって みんな言ってたな。 使い所が難しい。っつーか使わない。 「180°(ワンエイティー)」 オーリー中に体と板を半回転させる技。 右回転の方が難しい。 「フリップ」 フリップ系の技はかなり種類が多いが、基本はオーリー中に縦軸方向に1回転だ。 最も代表的な「キックフリップ」は慣れれば簡単だよ。 フリップ系は失敗すると足が痛い技の代表だったりする。 着地時に板が縦になってないことを祈れ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「360フリップ」 縦軸だけでなく横軸も1回転させる超高難度トリック。 これは結局できなかった。 「ウォールウォーク」 名前の通り、壁を走る技。 これもビデオみたいに格好良くはできなかった。ほんの一瞬がやっと。 普通に走って壁にくっつくのは無理だよー。 戻る