俺とシシャモ
シシャモは魚の中では好きな方だ。 一般に出回っているのは本物のシシャモではなく、キャペリン(カラフトシシャモ)って 名前の魚だったりする。 本物のシシャモは卵だけでなく身もうまいので、雄もおかずとして食べれるし、酒の肴にも 良い。価格はキャペリンの5倍程。大きなスーパーや名の通った魚屋にはたまに置いてある。 今回はシシャモではなくキャペリン(便宜上以降シシャモと呼ぶ)の方の話。 俺は昔から決まった食べ方をしているのだが、初めての人が見るとびっくりするらしい。 自分ではいつものことなので違和感が無いのだが、確かに少し変わっているかもしれない。 まず頭を食べる。少し苦味がある。苦いけど栄養があると思って食べるよ。 次はしっぽ。硬い。硬いけど栄養があると思って(略) 次は背骨。口に刺さる。刺さるけど栄養があ(略) 卵の周りのふにゃふにゃを剥がして食べる。 そして卵の塊を御飯の上に避難させる。 これを5〜8匹繰り返すと御飯の上に卵の塊がたくさん乗った状態になる。 箸で卵を崩しながらが〜ってかき混ぜる。 卵と御飯が混ざったら、醤油をかけて食うのだ! やはり変かもしれない。 子供の頃からの食べ方を継承しているのだが、今の子供はこんなこんなことやってないかも しれないな。と言うより、そもそもこんな食べ方は自分以外にいないかも? と思うように なってきた。 戻る