俺と資格1
資格マニアだった時期がある。 色々欲しいけど、取るのに5年勉強しないといけないとか、そんなのはパスパス。 簡単に取れて実用的、もしくはネタになりそうな資格を次々と攻略していった。 全く役に立たなかった資格を1つずつコラムで紹介していこうと思う。 今回は「家庭用電子機器修理技術者」だ。 財団法人家電製品協会って所が実施していた試験である。 これを取れば家電修理の人として働くことができた。 当時家電は直して使う物だったからね。 今は壊れたら買い替えだろうから、この資格を持っていても役に立たないかもしれない。 試験の内容は家電の壊れた症状を見て、どう直すかってのが多かった。 半分ぐらいはテレビの問題だったかな。 当時既にブラウン管のテレビは少なかったのに、問題は全部ブラウン管テレビに関する ものだった。 「このような映りの場合はどう処置するか。」 一見難しそうだけど、テレビの故障のパターンなど限られているので実は難しくない。 このような試験に例外や引っ掛けなど無いのだ。入試と違って落とすための試験じゃないし。 テレビ以外はトースター、電子レンジ、ビデオレコーダーなどの問題があったっけな。 回路図が追える人は楽チンだろう。回路図が大嫌いな俺でも大丈夫な難易度だったが。 資格取得にあたってどう勉強すれば良いか? NHKからテキストが出ているのでそれを買うと良い。と言うかそれ以外に道は無い。 利権絡みなのか何なのか知らないが、このテキストと全く同じ問題が試験でいくつか出た。 余裕で満点だった。 費やした勉強時間は延べ3時間ほど。(1日1時間X3日) 高校程度の電気の知識があれば3時間で行けると思う。 問題はある程度パターン化されているし、全くのノー知識からでも10時間あればたぶん余裕。 ちなみにこの資格が役に立ったことは一度も無い。 ※現在は「家電製品エンジニア」って名前に変わったらしい。内容もデジタル家電が多いようだ。 戻る