俺とメンコ 小学校時代はメンコをよくやりました。 まだファミコンも出る前だったので、遊びと言えばやはり限られてます。 人数が3人程だとメンコってパターンが多かったかな。 これの面白さはギャンブル性に尽きると思う。 他人の財を合法的に奪って自分の物にする快感、これだよ。 小学生はギャンブルする程金無いし、そんな場所も無いしね。 メンコこそが小学生の正しいギャンブルなのだ。 俺達がメンコをやっていたのは近くの空き地だったのだが、そこでメンコをやっていると 堀井ってババァがよく水を掛けにきたもんだ。 土の地面だから水を掛けられるとメンコができなくなってしまうのだよ。 なんで水を掛けに来たのかは今思うと謎である。 堀井家に面していたからうるさかったのだろうか? まぁ、あんまり評判の良いばーさんじゃなかったな。 ◆メンコの基本ルール これは地域によって少しずつ違う。遠征とか行くとルールの違いでトラブルもあったな。 基本的には相手のメンコをひっくり返すか場外に出せば勝ち。 相手のメンコの下に潜り込ませる技(差し)でも勝ちだ。 他には「特急」なんて技もある。 これは相手のメンコの下をくぐらせる技で、3回連続で成功すれば勝ち。 地域によっては「快速」って名前だったり、5回通さなくちゃいけないなど様々だったな。 ◆メンコの種類 ・30円面 文字通り1枚30円の巨大なメンコ。メンコくじの1等の景品でもある。 風圧で小さいメンコをひっくり返す能力は優れているが、簡単に差されてしまうのが欠点。 コレクション性が高くあまり実戦では使われない。 ・10円面 これもちょっと大きい。 たまに使う程度。 ・20円面 3枚20円のメンコ。 これが最もポピュラーな試合用のメンコ。 丁度手の大きさに合っているので使いやすい。 ・1円面 別に1円で売っていた訳じゃないが、最も小さかったからこの名前になった。 メンコくじの景品などが入手先。 平じゃないところで差すのがやっと。 ・牛乳面 1円面よりも更に小さく、丁度牛乳(ビンのやつね)の蓋ぐらいの大きさのメンコ。 実際に牛乳の蓋を使用することもあったが、あまり使えない。安いだけ。 ・角面(かくめん) 古い図柄が多かったな。 先が角張っているので差されやすいが、丸面と比べると厚みがある。 ・自面 これは俺が考えたもので、以降大ブームになった。 文字通り自分で厚紙に絵をデザインし切り取ったもの。 絵心の無い奴やぶきっちょが作るとすげーみすぼらしいのが出来上がり、 「そんなのいらねーよ」とツッコミが入ったな。 ◆記憶に残ってるメンコ ・キャプテンハーロック みんな「ヤーさん」って呼んでたな。 多分ハーロックの顔に傷があったからだろう ・ロボット8ちゃん バラバラマンと8ちゃんが写ってるやつ。 ・銀河鉄道999 これは様々なのがあった。 ・1000年女王 松本霊士のメンコは非常に多く、エメラルダスなんかもあった。 ・月光仮面 ・赤胴鈴の助 ・巨人の星 ・ガッチャマン 戻る