俺と消しゴム
消しゴムは価格が安い上にバリエーションに富んでます。 だから小学生の小遣いでもコレクションが可能な訳で、俺と同世代の 人はほとんどが消しゴム集めの経験者だろうと思う。 ここで取り上げる消しゴムってのはコレクション以外に使い道が無く、字を消すのには 不向きなんですよ。不向きどころか、これで字を消すと辺り一面真っ黒。 しかもその真っ黒になった所は普通の消しゴムでも消えなくなってしまうから使えない。 なんで消しゴムって名前なんだろう・・・ ではゴム達を紹介しましょう。 ◆練り消し 小学校低学年時にブレイク。価格は50〜100円。 美術で使う消しカスが出ない練り消しとは全然別物で、ただ練って遊ぶだけの代物です、 フルーツの臭いはするが子供だましの品だな。 なんでこんなのが流行ったんだろう? ◆キンケシ キン肉マンの消しゴム。 主人公のキン肉マンはあまり人気が無く、「カレークック」や「ベンキマン」の人気が あったような記憶があります。 これの遊び方は、ゴム素材ってのを活かして技を掛けまくることだろう。 「それっ、キン肉ドライバー!」「キン肉バスター!」などと叫びながら遊んだなぁ。 ◆ガンケシ これは超大ブレイクだったな。 知らない人はいないと思うが、一応説明するとガンダムの消しゴムね。 キンケシのように技を掛けることはまずないので、ライターなどで溶かして破壊された 様子を再現したりしてたなぁ。格好の的はやはりガンダムで、最終話のようにカタワに されることしばし。 ガンケシもやはり主人公ガンダムの人気が物凄く低く、ジオン軍の中でもマイナーな 物ほど人気があったな。 主な入手先はやはりガチャガチャでした。      入手困難度   人 気 ガンダム     ☆     ☆ ザク      ☆☆   ☆☆☆ やはりザクはカッコ良い。 グフ       ☆     ☆ ズゴッグ     ☆    ☆☆ ビグロ      ☆     ☆ エルメス    ☆☆     ☆ ホワイトベース  ☆     ☆ コアファイター  ☆     ☆ ゲルググ     ☆  ☆☆☆☆ ジオング    ☆☆    ☆☆ ガンキャノン  ☆☆     ☆ ザンジバル    ☆     ☆ ムサイ      ☆     ☆ ボール   ☆☆☆☆    ☆☆ ジオングと同じ大きさってのが。 マゼラアタック      ☆☆☆☆☆    ☆☆ 3つ学年が上の「死んだ君」って奴がいたんだけど、あっもちろん仮名だよ、その死んだ君 がどうしてもマゼラアタックが欲しいって言って、俺が「何でも言うこと聞いたら譲る」って 約束したのに、無理難題を吹っ掛け続けた挙げ句結局あげなかった、って言う微笑ましい エピソードがあったな。彼は東大を卒業した後ノイローゼ気味になってその後何やってるか は不明だ。 ◆カーケシ これは車の消しゴム。 3度ブームがあって、1度目のブームはスーパーカーブームの時だったと思う。 だから消しゴムのほとんどが、ランボルギーニとかの超高級車。 ただ眺めてるだけの消しゴムだったな。もしくは「ぶ〜〜ん」とかって喋りながら手で持って 動かすか。 2度目のブームはそれからしばらくしてから来た。 入手先は駄菓子屋で、1パック50円の袋の中に、車数台と発射台1台が入っていたな。 発射台はプラスチック製で、中にスプリングが入っていてポチッって押すと一部分が 飛び出す仕組み。それをカーケシのケツに当てて飛ばすのが遊び方。 学校の机の上でやって、落としたら相手のが貰えるってルールの元に大流行しました。 この時はスカイラインとかの国産車が多かったです。 俺は発射台をバラしスプリングを2個装着してパワーアップしてたな。以降改造も流行ったが、 スプリング3個は物理的に無理でした。そこで全く別のスプリングを持ってきて更に パワーアップさせたのを思い出したよ。 3度目のブームはそれから更に数年してから到来。 同じく発射台と車数台の構成だったが、違うのは車種。 パジェロとかのジープ系の機種ばかりだったな。丸っこくて飛ばすと転がっちゃうんだこれが。 戻る