俺とカチンコ しらない人の為にカチンコの説明をしよう。 カチンコとは電子ライターの発火装置のことである。 発火装置の部分は簡単にポロッと外れるので、容易に大量に 入手することができたおもちゃと言えよう。 いつもポケットに5個は常備してたなぁ。 何年か後にはガチャガチャの景品でも出てきました。 これはコードが付いてて人体実験にも使いやすい物でした。 そして、より強力なものを求めた最終地点が自作品だったな。 これはもうカチンコの比ではないほど強力で危険な物でしたが。 俺のカチンコデビューは小学校低学年です。 どこで覚えたのかは忘れたが、周りもみんな持ってたから自然の 流れだったのだろう。 なんつっても小中学生は金持ってないからね。 店のばばぁやじじぃの目を盗んではカチッ、カチッって。 しまいにはカチッて音がするとばばぁが吹っ飛んでくるようになりました。 以下記憶に残っている用途先。 ◆テレビゲーム 古いタイプのテーブル筐体でないとできません。 (アストロシティやエアロシティなどは対策済みで不可) 周りが木製でコイン投入口が鉄の奴なら可能です。 投入口付近でカチッとやれば大抵クレジットがひとつ上がってくれます。 コンパネ部のビスの部分でもできるタイプがありました。 あまり良くない例 ・80年代前半の花札ゲームの一部 1撃でクレジットが9999になります。 うわ〜こんなとこ見つかったらやばい〜って思いながらもプレイしてました。 ・コナミの一部ゲーム 「A-JAX」や「シティボンバー」にやると音関係が逝ってしまう場合が あります。そうなると電源を切っても直りません。 何台か壊してしまったことがありますが、速攻で逃げましたね。 他にも色々なタダゲーの方法があります。 ・50円玉に糸を付けて投入 これは初期でしかできませんでした。 難易度も高めです。 ・返却口から5円玉を逆流させる。 これもテーブル筐体の主流のセレクターでできました。 返却口に5円玉を置いて、デコピンの要領でピンと弾くと見事吸い込まれて クレジットが上がります。 その店で両替してもらった5円玉でやってたんだから酷い話です。 ・パネル部を開ける ドライバーでパネル部分のビスを4本外すとパカッと開きます。 で、手を突っ込んでセレクター部分のピンを倒すとクレジットが上がります。 対策も不可だしバレないのでずっとできました。 グラディウスを良くやったな。 ◆コインゲーム 小学生の頃はコインゲームなんて金出してやるもんじゃないと思ってましたね。 ・ルーレット 2,4,6,8,10,30の倍率がある懐かしのあれです。 カチンコが効くのは最も古いタイプのやつで、成功するとコインを1枚入れた 状態になるのだが、失敗するとランプがいっぱいついてフリーズしちゃうんだなこれが。 ヤクザが経営してたコインが換金できるゲーセンにもこの機種があったのだが、 恐くてそこではできなかったね、小学生ながら。 ルーレットにはアナログ的な技もあります。 払い出し口から手を突っ込んで引っ掛けるようにコインを1回転させるとポロって 落とすことができました。 これは難易度高いので羨望の眼差しです。 1回転で思い出しましたが、クレーンのお菓子をすくうゲームがありますよね。 あれ店員がトイレに行ってる隙に景品全部取ったことがあります。 どうやったかって? 友人と一緒に機械をひっくり返したのです。 もうお菓子だらけで持ちきれなくてばら撒きましたね。 手突っ込んで1個ずつ取るより効率よいと思い、考えついたの方法です、エヘン。 なんかこの手の話してるとエピソードがいっぱいあってキリがないですよ。 ・パチンコ 変な電子制御のシリーズで使えました。雀球みたいなやつね。 うまくいくとハングアップしてMAXの10枚が一撃で出てきます。 ・スロットマシン 70年代後半に使えるのがありました。 よくやったのがどらえもん(版権取ってない)のスロット。 「電子ライター対策済み」って書いてあるのに余裕でできました。 ・じゃんけんゲーム 「じゃんけんぽん」「ずこっ」 とかって喋るやつです。 グーチョキパー全部押しっぱなしにしてカチカチやってればどんどん メダルが出てきます。 ブッ壊れるとホッパーが空になるまで止まらなくなるので、適度なところで 電源オフオンをやりましょう。 1回ばばぁに見つかったことがありました、しかも友人も同時に。 「名前は?」って聞かれて俺達が同時に「板下」って答えたのが面白かった。 板下ってのは当時同じクラスだった奴で、しかもあだ名です。 その時は「ごめんなさい、もうしません」とか言って解放してもらったのだが、 次の日また行ってやってたな、ギャハハ。 戻る