俺と貝
貝はどちらかと言うとそんなに好きじゃないかもしれない。 今回はそんな貝達について語ろう。 好き度を★の数で表してみたよ。 ・シジミ ★  小さくて身がほじりづらいし、何個食べても腹が膨れない。  最近は肝臓に良いってことでチヤホヤされているようだ。  昔近所の川やドブにいたシジミは結構大きかったのだが、それはマシジミって種類だ。 ・アサリ ★★  シジミさんよりも少し大きい。シジミさんは味噌汁ぐらいにしか使えないが、アサリは  酒蒸し、ボンゴレ、クラムチャウダーと多用途である。  あさりちゃんって漫画があったのを覚えている。あまり好きじゃなかったのにいつも観て  いたな。フルネームは浜野あさりだよ。小学4年生。 ・ハマグリ ★  2枚貝は大きい方が好きかって言うと・・・そうでもないようだ。  ハマグリはそんなに好きではない。  焼き蛤がいいな。 ・牡蠣 ★★  カキフライは好物なのだが、生牡蠣はそれほど好きではない。  最初の1個はうまいのだが、3個ぐらい食うと気持ち悪くなってくるし、やはり完全に  防ぐことができないノロウイルスの存在が恐い。生牡蠣はロシアンルーレットだよ。  地元では岩牡蠣が良く獲れた。大きくて夏でも食べれる牡蠣だ。  東京湾にもマガキならたくさんいるのだが、やはり恐くて食えないな。 ・サザエ ★  食べるのが面倒臭いせいであまり好きじゃないのかも。  刺身は面倒臭い上に硬い。火を通した方がうまみが出るかな。  壷焼きは好き。浜で焼いて醤油垂らすとうまい。  ウンコの部分は嫌いなので残している。 ・アワビ ★★  こいつは買うと高いのが許せない。なぜに高いのだ。  刺身は食感だけ。やはり火を通した方が好きだ。  いちご煮とアワビ御飯は好物だよ。 ・トコブシ ★★☆  アワビとの区別を尋ねられる事が多い。似てるからね。  一般的な区別方法は穴の数である。トコブシは7個であることが多いのだ。  経験上ほぼ7個でたまに+-1個だね。  それに対してアワビは4個ぐらい。盛り上がっているのも特徴。  中にはひねくれ者もいて、法則に当てはまらないレアケースもあるが、身の色でも  判断可能だし、もっと簡単な方法もある。  捕獲したら齧ってみるんだ。アワビは硬くて食えたもんじゃないのだが、トコブシは  柔らかくてそのままいける。  火を通すとこの習性が逆になるのが面白い。アワビは柔らかくなってトコブシは少し  硬くなる。  昔は外房にいくらでも転がっていたのだが、最近は少なくなって国産天然物は非常に  高値になっているようだ。  漁業権の設定されていない海はほとんど存在しないので注意。  うちの方は地元民が食べる為に少量獲るのは黙認されていた。 ・バカ貝 ★  別名アオヤギ。  アサリを獲りに行くとバカ貝が大量に埋まっていて邪魔だったな。  バカしか食べないからバカ貝って名前だったような気がする。  これが砂だらけでとても食えたもんじゃなかったと記憶しているのだが、今では普通に  食べられているようだ。 ・ながらみ ★★★  茹でて醤油につけて食うとうまい。楊枝でほじって取り出すのだ。  昔はいくらでも獲れたのだが、最近はあまり獲れないらしい。  足が早いせいか都内で売っているのを見たことがない。 ・イボニシ ★★  これはどこにでもたくさんいる。うじゃうじゃ。  無くなることがないので、一文無しや食糧難になっても安心?  こいつも茹でて醤油だな。うまい。  俺は好物なんだけど、嫌いって人が多いみたい。  売っているのはみたことがない。たぶんタダ同然だろう。 戻る