俺と女児
デイトレを終えて、午後から公園で軽食&読書。 マイナーな公園なので俺一人だ。 いつもならすぐに鳩に囲まれるのだが、ここは鳩もいない公園なので 気兼ねなく読書に集中できる。 しばらくすると小学校高学年ぐらいの女の子が横に来た。 知らない男の人を恐がらないのか? その子はキックボードと縄跳びとボールを持っていた。 1人遊びセットか。 キックボードで園内を1周するとまた横に戻ってきた。 今度はボール遊びを始めた。 近いってば。公園広いのに。 その次は縄跳び。 いつも1人で遊んでいるのだろうか。そんな憂いさを感じる。 二重跳びの練習を始めた。 3回ぐらいで毎回引っ掛かる。 その度にこっちをちらちらと見てくる。 きっと話し掛けて欲しいのだろうな〜。 気軽に未成年に話し掛けると事案になる昨今なので、気になるけど無 視して読書に集中することにした。 ・・・集中できない。鳩と同じだ。 昔は見知らぬ大人と子供の交流って良くあったんだけどね。 ほのぼのとした時代だった。 余所の大人との交流で子供は成長したものだ。他人との距離感を掴ん だりするのに役立ったはず。 俺もガキの頃は知らないおじさんにお菓子買ってもらったり、100 円貰ったり、知らない大人をからかって怒られたりしたものだ。 今だってそうそう事件が起きるとは思えないけど、必要以上に社会が 騒ぎ立てるからね。 戻る