俺とインターネット
今はインターネットを知らない人っていないだろう。 「インターネットって何?」って聞かれたら答えるのは難しいけど、漠然とは理解しているはずだ。 俺がネットの類を使い始めたのはパソコン通信の時期である。 C言語をコンパイルするのにオンライン環境が必要だったので、それが最初だったかな。 MS-DOSは使いやすかった。マウスいらないし。 しかし通信障害がデフォルトだった。 何年か経ちWindows3.1が発売された。 たぶん386マシンでネットサーフィンをやっていたと思う。 一般電話回線でプロバイダへ接続するので、接続地点が遠いと高額な電話料金になった。 通信速度も遅い。 エロ画像1枚落とすのに数十分も掛かったりしたな。 時間掛けて半分ぐらい画像が表示された所で「うわっ、これいらねー、キャンセル!」 ってのは良くある事で、今みたいに落としてから取捨選択するのではなく、落とす前に文章や ファイル名から判断しなければならなかった。リスキーな時代だったのだ。 動画は更に時間が掛かった。しかも便利なアプリなんて無かったから、途中で切断されるとパー! 通信料も時間もパーになるのはとても悲しかったが、これも良くあることだった。 Windows95が発売された。3.1は設定が難しくて大変だった記憶があるのだが、95はほとんどつなぐだけ! これで一気にインターネットが普及したように思う。 接続はまだ普通の電話回線だったが、全国共通アクセスポイントなんかもできて1分10円だったかと。 テレホーダイもこの頃だったな。 個人のサイトもぼちぼち増えてきた。まだまだサイト作りの敷居は高かったが。 良く見ていたサイトは「ファイティングゲーマーズ」って名前の格ゲーの掲示板群。 当時ゲームのサイトなど数えるほどしかなかったが、ここは質の高い場所だった。 パチスロのサイトはこの頃まだあまり無かったように思う。 1998年には「マニア汁」が誕生。最初はゲームサイトだったかもしれない。 プログラミングを齧っていた人間にとってHTMLは何の難しさもなかったのだが、恐ろしいことに HTMLの技術はそこから1mmもレベルアップしなかった。俺向上心無いな。 やがてパチスロ系の個人サイトも増えてきた。 パチスロ系では裏P-WORLD(掲示板)を毎日覗いていた。 当時P-WORLDに隠しページがあって、そこのクイズに8問か9問だったか正解すると入れたのだ。 一番情報が新鮮な掲示板だった。パチスロの掲示板なんてここぐらいしかなかったから、みんなここに 集まってきたんだよね。2chできる前だったし。 最盛期は攻略法騒ぎとか荒らしとかで毎晩賑わっていて面白かったな。 個人サイト以外のパチスロ掲示板に書き込んでいたのはここが最初で最後である。以降ROM専になった。 現在は主にニュースチェックで利用している。あと株の取引。 もう日本ではインターネットが無いと生活ができない。 戻る