俺と楽器
俺は小さい頃から楽器が好きだった。 音そのものも好きだ。 おそらくガキの頃からのゲーセン通いにも原因があると思う。 音楽を聴いてるのは気持ち良いが、演奏するのはもっと気持ち良い。 当時のゲームミュージックは単調なものが多く、比較的簡単に演奏できるものが 多かったのだ。 もし初めからクラシックとか歌謡曲をやっていたら、演奏する楽しさを見いだす前に 挫折していたかもしれない。 初めは鍵盤系だった。 これは他の楽器に比べると何の苦労もない。押すだけで音が出るんだから。 両手が別々に動くようになると楽しくて仕方がないし、変調的な左手のパートなんかは、 練習して克服すると高い達成感が得られた。 スピードが早くて指が忙しい曲が好きだったな。 これのせいで「格闘ゲーム」も、テクニカルな忙しいキャラが好きになったに違いない。 元来俺はぶきっちょなんだが、指のせいで「器用」とか言われることがある。でも本当は 超ぶきっちょなんだよ。 次にやったのが弦楽器。 これも割と適当だったが、コードとか覚えていく内に楽しくなってきた。 見た目が格好いいし。 そんな課程を経て遂にバンドを結成。 俺 このへっぽこバンドのリーダー。キーボードとギターを担当。 YASU 鍵盤系を担当。 地林 ボーカルとベースを担当。 YASUと地林はBOOWYのコピーをしきりにやりたがったが、俺らの腕ではちょっと難しい。 そこで大幅にアレンジして誤魔化してたなぁ。 で、コピーも満足にできないのにその後オリジナル路線へ進む。 作詞作曲はもちろん俺。 はい、格好いい曲なんてできる訳ないよね。 変な曲ばっかり作ってたので、ほとんどコミックバンドだよ。 いや、死ぬ気で格好いいのを作ればできたのかもしれない。 でもどこか外さないと、こそばゆくて嫌だったのだ。   今までにやったことのある楽器(含む一度だけ) ◆ピアノ 純粋に弾いていて楽しい。 アナログのピアノは人によって音の質感が違うので、聴くのも好き。 ピアノが上手い女がいたら、それだけで一目惚れするし信用もできる。(かも) ◆エレクトーン ピアノと違って上下2段になってるが、そんなに差は無い。 デジタルなので押しっぱなし系の曲に強い。(かなりいい加減な説明だな) ◆オルガン 幼稚園で使う小さいものから、教会のパイプオルガンまで様々。 ピアノより格が下だがエレクトーンよりは上。(これも個人的主観) ◆鍵盤ハーモニカ(ピアニカ?) 小学校で使われる変な楽器。 鍵盤楽器なのに息を吹かなくちゃいけない。今思うと理不尽な楽器だなぁ。 好きな子の鍵盤ハーモニカを朝早く行って吹いたりしませんでしたか? 「間接キス!」とか言いながら。 ◆ハーモニカ 単音ハーモニカと複音ハーモニカがある。ボタンが付いてるのもあった。 極めると面白いのかもしれないが、最近見ないね。 ◆タンバリン・カスタネット 楽器と呼ぶのもどうかと思うが、音が出るからこれも楽器だろう。 最近はカラオケボックスに標準装備。どうしても演奏したくなったら、1人で カラオケボックスに行って徹夜で練習するのもアリだ。 酔った勢いで猛烈に叩くと、次の日あおなじみができて悲惨なことになる。 ◆リコーダー 小学校ではソプラノリコーダー、中学校ではアルトリコーダーだったかな? 音が貧弱なので、吹いていても全然楽しくない。 しかもよだれがどんどん溜まるので、振り回して遊ぶとよだれがあちこちに 飛び散って汚ないったらありゃしない。 ◆アコーディオン 音は好き。セーヌ川っぽい? ◆尺八 1回だけやったことがある。 音を出すのがかなり難しい。 ◆ハープ 結構大きい。 まともに演奏するのは難しいが、適当にポロポロやってるだけでそれらしく 聞こえる。 ◆琴 あんまり難しくない。(ように思えた) ◆木琴、鉄琴 叩いてりゃOK。 ◆ギター、ベース やればやるほど上達する楽器。 ◆ドラム・パーカッション系 ぽんぽっこぽーん。 説明が面倒くさくなってきた。 ◆太鼓 どーん。 ◆ヴァイオリン お茶の水で購入。 ビデオや教本で学習して何とか弾けるようになった。 「ヴァイオリンやってるざます」って言うだけで、ブルジョアっぽいイメージが 広がるから不思議。 戻る