俺とエビフライ
某飲食店にて。 ランチのエビフライ定食を注文した。 したらばおばちゃんが、 「ごめんなさい、もうエビフライは終わっちゃったのよ。消すの忘れたわ。」 と言うではないか。 それなら違うのにしようかなと思ったところ・・・ 2つ隣のテーブルのおねぇさんが、 「なら私、エビフライやめるわ。」 とおばちゃんに告げた。 んーん? そのおねぇさんはエビがそんなに好きではないのかな。 それともハンバーグへの心変わりか? しかし。次の瞬間それは覆された。 おばちゃんがおねぇさんに 「エビフライ1本少なくても良いならもう一人前できるけど? そのかわり冷奴付けるわ。」 と言った問いかけに対して、おねぇさんは 「あらっ、じゃぁそうして下さい。」 と答えた。何だエビフライ食べたいんじゃん。 俺のテーブルにはすぐにエビフライがやってきた。おねぇさんが少し前に頼んだからだろう。 おねぇさんの所にはその10分後ぐらいに1本少ないエビフライ定食が届いた。 見ず知らずの俺に譲ってくれたのはなぜだろう。 これはリーチ目なのか? 何かのフラグが立っているのか? 少なくともお礼のひとつは言わないといけない雰囲気ではあるかな。 戻る