俺と舐めても減らない飴
小さい頃、舐めても減らない飴を持っていた。 舐めても減らない飴なんて存在するわけが無いのだが、 実際にあって、いつもまでもいつまでも同じ大きさだった。 入手先ははっきりとは覚えていない。 車で山に出かけた時に、知らない人に貰ったか、そこで買ったかのどちらかだと思う。 うちの母親は知らない人にすぐ話し掛ける困った人間で、その日も知らない家族に 話し掛けたのであった。 その家族にカールのカレー味を貰ったのは覚えているのだが、飴を一緒に貰った かどうかが思い出せない。 車の中では舐めていた記憶があるのだが、それは後日のことかもしれない。 飴入手後はあちこちに持って行ってたから。 この飴は白色で表面が少しざらざらしている。 もしかしたら人工的な工業製品だった可能性もあるなぁ。甘いのは確かなんだけど。 その宝物は3年ぐらいで紛失してしまった。(捨てたのかも) また欲しいとしばしば思う。 戻る