俺と駄菓子
俺が駄菓子屋へ通い始めたのは幼稚園児の頃だった。 幼稚園児なので当然金はあまり持ってません。 俺はおばあちゃんから貰った小遣いを小出しに使ってたよ。 近所の斉藤兄弟は毎日100円ずつ小遣いを貰ってたので、それが 羨ましかったな。 そんなこんなでくそなべ商店(駄菓子屋の名前ね)には、以降小中高と 毎日通っていたな。ゲームもあったし。 当時食べた物で記憶に残ってる物を紹介します。 「はみがきチョコ」  当時30円 幼稚園から小学校1年までは毎日これを食べるのが日課でした。 ウエハースでできた歯ブラシにチョコの歯磨き粉をつけるってんだから、 虫歯予防どころか虫歯促進食料だね。 「くろちゃんのやきそばコーン」  当時20円 ソース味が絶妙に濃いスナック菓子。 土人の絵が印象的でしたね。 今もかなり食べたい気分だが、もう発売されてないと思われます。 「パンチコーラ」  当時10円 水に錠剤2粒を入れるとコーラができるって代物だが、みんなそのまま 喰ってたな。口ん中で泡がボコボコ出て気持ちいいの。 これ喰った後は舌がまっ茶になるのが面白かった。 「粉末ジュース」  当時10円 イチゴ、パイン、グレープ、オレンジ、メロンなど種類が多かったが、 パッケージの絵が違うだけで味は変わらなかったような気がする。 ストローで粉のまま吸うことが多かったが、体に良いわけがないね。 「どりこの棒キナコ」 当時10円 爪楊枝に刺さったどりこ飴(求肥?)にきなこがまぶされたもの。 爪楊枝の先が赤ければもう1本もらえる。 60本中当たりが18本なので、当たる確率は30%。結構高確率だ。 自分の当たり記録は10連続。10個も当たりを引くと後の人がかわいそう。 他の駄菓子で何も当たらなかった時は、これで当たりを引いて気を紛らわしていたような。 「三色トリオ」  当時30円 パステル調の3色の層があるアイス。 50円出せばまともなアイスが買えるのだが、そこは子供、大きさが同じ なら安い方を選びますよ、しかも当たり付きだし。 この色はどうみても体に良くないだろう。 「アルバイトアイス」  当時50円 当たりだと棒の所に書かれている金額が貰えるアイスでした。 今でも覚えてるのが、パパの靴磨き30円と電車の尻押し50円だな。 「チョコバット」  当時20円 チョコの棒をバットに見立てたもの。 ヒット4つ又はホームラン1つでもう1本貰えた。 ヒットは4つ貯める前にかならず紛失してたな、かさばるし。 「すもも」  当時30円 透明な容器に汁と一緒に3粒入ってました。 まずストローを容器にブスッと刺し汁を全部飲む。 汁を飲み干したら実を取り出し、ガジガジと喰うのだ。 これもかなり毒々しいな、今じゃ気持ち悪くて喰えないだろう。 「ライオンクリーム」「ヨーグル」  当時10円 小さなヨーグルトの容器に入ったクリーム状の砂糖菓子。 木のスプーンが一応付いているが、指でほじくって喰うことが多かったな。 「5円があるよ」  当時5円 10円未満で買えるお菓子(チョコ)なので、子供話の比較対象によくされました。 5円があるよが○○個も買えるよ、うおぉー!ってな具合だね。 「点取り占い」  当時30円 変な絵と唐突すぎる文章で子供を悩ませる占い。 「大人になったらハゲるだろう」とかいきなり宣告されます。 「太郎シリーズ」  当時20円 もろこし輪太郎、茄子太郎、キャベツ太郎、玉葱さん太郎など 種類がたくさんありました。 「お好み焼き」  当時20円 煎餅にマヨネーズソース(特製ソースと書いてあったな)を塗って 食べるのです。 うまかったな、当たり付きだし。 たこやきは30円だったと思う。 「フィリックスガム」  当時10円 のらくろの偽物みたいなのがパッケージに書かれているガム。 パッケージの裏側を鉛筆でこすると絵が出てくる仕掛けが良かったな。 当たり付き。 「カルビラーメン」  当時50円 辛い味のする小さめのカップラーメン。 パッケージにはガキが描かれていた記憶があります。 お湯代5円〜10円取る駄菓子屋はせこかったな。 戻る