俺とコンセント
コンセントは不思議だ。 穴の奥には電気が流れてるんだけど、外からはそれがわからない。 もしカバーが迷彩柄だったら、存在にすら気が付かないだろう。 コンセントは安全な作りになっているので、触れても感電するようなことはない。 安全だからこそ、何をしたら危険なのか試してみたくなるのが人。 10歳ぐらいのときだったか、 「濡れた手でコンセントに触れないで下さい」 って書いてあるもんだから、濡れた手で触るとどうなるのか、実験してみたくなった。 んで手をびしょにびしょにしてコンセントを差してみたら・・・ 「ビ〜リビリ!」 感電した! これはかなり気持ち良かった。 エレキテルもこんな感じなんだろうな。 俺は電気を感じる体質なんだが、もしかしたら、このとき以来そうなったのかもしれない。 電化製品のスイッチが入ると、それを離れた所から感知することができる。(同一建物内で) 「あっ、上の部屋で今テレビ点けたな」とかわかるのだ。 わかりやすいのはテレビや乾燥機。これはかなり強いノイズを感じる。 電子レンジ、エアコン、ドライヤーも感知が可能。 調子が良いときは蛍光灯も可能だ。 過去に同じ体質の人もいたので、そんなに珍しいことではないのかもしれない。 18ぐらいの時だったか、またまた実験したくなってしまった。 コンセントに針金を突っ込んでショートさせたらどうなるかな。 こんなの実際にやったらアホだよ。 やりました。 バチバチバチバチバチってエライ音と、直視できないぐらいの眩い閃光が走った。 感電はしなかったけど、これは恐かった。 針金溶けちゃったよ。 身をもって電気の恐怖を体験したので、それ以来コンセントに異物は突っ込まないようにしている。 たまに突っ込むのは検電ドライバーぐらいか。(ホット側を検知するドライバー) 電気の取り扱いには気を付けよう。 普通に生活していても、トラッキング現象などは起こり得るので、コンセント周辺は 常に綺麗にしておきたい。 戻る